初めまして。訪問リハビリをしております。
様々な病気の影響で運転を止めていただかなければならない利用者さんやその対応に苦慮されているご家族とのかかわりから、少しお話させていただきます。
①専門家の力を借りてお願いする。
・運転免許更新時の更新研修に同席させてもらい、検査結果を家族も正確に把握する。運転に際し配慮が必要なコメントがあればそれを材料にご本人に説明する。
免許返納とかになればやむ無しとご本人も思われるかもしれませんが、お書きの症状だと即返納とは判定が出ないかもしれません。
・主治医にお願いして説得していただく
普段の主治医にお願いして認知検査をしていただき、本人に文章で一人での運転を控えていただくように書いていただく。また、教習所での検査に行っていただくよう提案していただくだけでも、よいと思います。
･リハビリの職員から説明してもらう
私もよくご説明しますが、運転に関するリスクを対向車や人に気付きにくくなっている、反射的な回避行動が遅くなっている、など、運転に関わる要素のうちで低下が予想されるものを評価し、まずご説明します。
ただ、我慢だけではご本人も苦痛以外の何者でもないので、どうやったら代替えの活動方法に結びつけられるか考えてご提案もしています。ご家族に車のキーを預けて必ず定期的に同伴で外出していただいている方もいます。
･教習所等の検査結果をとりあえず信じる
極論ではありますが、我々も100％事故を起こさないとは言い切れません。ただ、その危険が高いだろうとご家族がお考えであれば、しっかりと検査を受けていただく、ご本人へ太鼓判を押してもらいにいこう！とお誘いしたご家族もいらっしゃいました。
教習所での検査結果で、運転に支障がないという結果が出てしまい、確率論として我々と同じ程度なのだろうと解釈せざるを得ないこともありました。
この方には運転に関してもお誕生日検診をお勧めしています。

つたない経験談で恐縮です。ご家族共々笑顔で日々を過ごすことができますように、祈っております。

kimiko 様。
大変丁寧なアドバイスを誠にありがとうございます。参考なります。
定期的に認知症外来に通っているので、主治医の先生に相談して、主治医の先生のほうから止めるように言ってもらえないか相談してみることにしたいと思います。