『アートで多世代が繋がる』今ある時間と空間をめっちゃ楽しむワークショップ

オヤミル
記事詳細

2016/02/29

Written by もちきひろ

思わずチラシから素敵なセンスを感じるワークショップスペース『糊代norishiro』その団体の発起人でる堀内梨絵さんにお話を伺った。

彼女は東京都武蔵村山市内で公共スペースを利用し定期的に『糊代norishiro』というワークショップスペースを開催している。
『糊代norishiro』では、紙・絵具・廃材などの様々な素材を使用し描く・
つくるを思いっきり楽しむ空間を創っている。アートを通して個々が自由な表現ができると共にその空間の中で多世代の交流が生まれている。

彼女自体は元々美術大卒業。卒業後美術の仕事についてはいなかったが、数年前には度々大規模な野外アートイベントを地元で開催し、海外からもアーティストをお呼びするなど盛大なイベントを主催もしている。

結婚・出産という流れの中で様々な仕事を経験していたが次女の出産後は介護福祉士として介護の世界へ入る。その後働いた特養での毎日のルーティーンワークは、本当に自分がやりたいことを見つめなおすきっかけとなり、当事者が輝けるきっかけ作りとしてアートへ辿りついた。いかに当事者に『面白い・楽しい』と思ってもらえるきっかけを創れるかというところに焦点をあてこの『糊代norishiro』ワークスペースは始まった。

画用紙・粘土・絵具を前にして子供達は素直に遊びまくる。もちろん親子共々。最初は遠慮しがちな高齢者も徐々に心を開きスイッチが入ったらとても楽しんで参加してくれる。子供以外の方をいかにこの楽しさの中に誘導していくか、『好きにやってよいよ～』を大切にしながらいかに無秩序にならないようにしていくかが今後の課題とは話すが、ここに高齢者や多世代が交わってくるとまた変わってくるのであろう。

現在NPO法人を申請中。今後の課題としては、まずはこの活動をいかに地域に定着させていくか。早めに拠点を作り地域の方が気軽にいつも集まれる場所を作っていくことが目標だという。最近はデイサービスなどへの出張や児童デイでは空間作りからコンテンツまで関わるなど活動の幅がさらに大きくなってきている。活動開始3か月目にして既に地元以外にも活動範囲がどんどん広がっているそうだ。介護福祉×ボーダレス×アート、この活動の可能性は無限大だ。今後さらにますます広がっていきそうで楽しみだ。

活動の概要

活動名	糊代norishiroワークショップスペース
活動場所	東京都武蔵村山市
活動を主催している団体名	NPO法人糊代norishiro
URL 1	http://nori-shiro.com
URL 2	https://www.facebook.com/rie.horiuchi.31