【活動報告】介護職員ごとのケアのバラ付き分析
2017/09/16
ケアレンツでは、複数の施設様と連携して、各施設での【介護職員ごとのケアのバラ付き分析】を行い、施設様にフィードバックを返しています。
今回、この取り組みでどういう問題をターゲットとし、どのようなアプローチでの解消を目指しているかをご紹介いたします。
■施設の現場ではどのような悩みを抱えているか?
■どのように分析を行うか?
・まず各職員に対して、個別にアンケートをとります。アンケートでは、各職員が、どのようなケアを行っているか、細かく数値化できるような設問を設定しています。・アンケートの回答を数値分析し、どのケアにバラ付きが有るかを見える化して、レポートにまとめます。
■分析結果をどのように活用するか?
分析結果レポートを元に、職員カンファレンスなどの際に詳細分析を行うことにより、以下改善が期待できます。
- カンファレンスの短時間効率化(要チェックポイントが赤色でわかりやすく図で示されるので、主にそこを対象としての集中的なカンファレンスの実施)
- 職員間でバラバラになっていた箇所のケアの均一化(入居者様に対して、日々安定したケアの提供)
- 新規スタッフに対しての効果的な個別教育の実施(新規スタッフがどこで仕事がうまく行ってないかの分析を行い、新規スタッフの不安を解消)
- ある職員がやっている良い声かけ方法などを他職員にも共有する(効率的なケア方法の共有により、介護業務効率を向上)
分析結果レポートは、複数の施設様で活用を頂いております。
■今後の進展
現段階では、分析を更に一歩進め、各職員のケアが施設が定めた標準から、それぞれどれぐらい外れているかの分析を行い、個々の職員にターゲットを絞った綿密な改善対応ができるようなレポートを作成していっております。我々は、今後この取組を更に進め、より詳細な介護現場の見える化を図り、従来とは異なる観点からの現場改善を行えるように努めていく予定です。