介護者(ケアラー)に寄り添い続けるカフェ「みちくさ亭」
2016/01/16
高齢者向けのコミュニティカフェや認知症カフェは全国にたくさんある。
一方、その高齢者を介護するご家族等を支援するカフェは比較的少ないのが現状だ。
『「あなたにはここが必要な場所」と、とある人が介護する人を連れてきてくれたのです。それがとても嬉しかった』
そう語るのは、「ケアラーズカフェ&いきぬき処 みちくさ亭」を立ち上げられた布川佐登美さんだ。布川さんご自身も介護経験がある方だ。
みちくさ亭は、介護をしているケアラーの方や地域の方々が集まるおしゃべり処・息抜き処・集まり処・お食事処であり、ご家族等の介護をしている方が心安らげる場所を実現している。
全国でも数が少ないと言われている介護者(ケアラー)向けのカフェだ。
逆井駅から15分ほど歩くと、四季によって風景が変わる田園が見えてくる。
その前に、赤い旗が靡いている場所が、みちくさ亭である。
私が到着すると、布川さんとボランティアの方々5名が迎えてくれた。
布川さんの他にも、みちくさ亭に協力しているボランティアの方々がたくさんいる。
「介護者の悩みは様々ですし、介護者の思いや・バックグラウンドもひとりひとり違います。『この先どうしていけば良いのだろう』『みんなどうやっているのだろう』『何から話せば良いのだろう』など、色んな悩みを抱えていらっしゃいます。私たちは、彼らの話を受け止め、言葉をかけ、頷き、傾聴するのです。そして、みちくさ亭に来て、1度だけではなくその次も来てもらいことが大事なのです。と言うのも、すぐに本音を打ち明けられる方は少ないですからね。例えば、1年がかりで漸く介護の悩みを打ち明けられるようになった方もいらっしゃいます。
私たちはその空間や場づくりをしています。」と布川さん。
みちくさ亭さんは、介護者のためのコミュニティカフェとしての役割はもちろんのこと、美味しい手作りのご飯を食べることができたり(私も頂きましたが、とても美味しかったです)、「いろは塾」という、専門職の方がみちくさ亭でお話しする会を開いたり、北海道旅行にみんなで行ったり、演奏会等も実施されている。
みちくさ亭には、年間延べ2,000人(2015年のデータ)が訪れる。
うち半分が地域の介護を体験していない方で、もう半分が介護者だ。
これは、布川さんやボランティアの皆様が、介護者の悩みに真剣に向き合われているからこその結果だ。
-演奏会の様子-
-いろは塾の様子-
布川さんは、みちくさ亭だけでなく、介護者を支援する人(サポーター)を養成するための講座等も社会福祉協議会と連携して行われている。
布川さんのお言葉を借りると「寄り添う人を育成したい」という目的だ。
また、千葉県柏市内にあるケアラーズカフェ(みちくさ亭、くれよん、くるる)と社会福祉協議会が連携して、当事者の方も含めたケアラー支援ネットワーク協議会も今後立ち上げられる予定だ。
「主催者は私ですが、主役は介護者なのです。会のムードはみんなで作っていくのです。」と、布川さん。
介護者支援の会 みちくさはボランティア団体としてとして登録されていた団体だが、さらに信頼される活動の展開と安心してケアラーさんが利用するカフェにするため、NPO法人ケアラーネットみちくさを立ち上げる。
ますますの発展を期待したい
現行の制度の中では、なかなか「介護する側」にフォーカスされることは多くない。
でも、介護する人が幸せになることで、介護される側も幸せになるのではないだろうか。
介護する人を幸せにする活動、みちくさ亭。
こんな素敵なカフェが近くにあったら、介護負担をもっと軽減できるだろうと感じた素敵な時間でした。
一方、その高齢者を介護するご家族等を支援するカフェは比較的少ないのが現状だ。
『「あなたにはここが必要な場所」と、とある人が介護する人を連れてきてくれたのです。それがとても嬉しかった』
そう語るのは、「ケアラーズカフェ&いきぬき処 みちくさ亭」を立ち上げられた布川佐登美さんだ。布川さんご自身も介護経験がある方だ。
みちくさ亭は、介護をしているケアラーの方や地域の方々が集まるおしゃべり処・息抜き処・集まり処・お食事処であり、ご家族等の介護をしている方が心安らげる場所を実現している。
全国でも数が少ないと言われている介護者(ケアラー)向けのカフェだ。
逆井駅から15分ほど歩くと、四季によって風景が変わる田園が見えてくる。
その前に、赤い旗が靡いている場所が、みちくさ亭である。
私が到着すると、布川さんとボランティアの方々5名が迎えてくれた。
布川さんの他にも、みちくさ亭に協力しているボランティアの方々がたくさんいる。
「介護者の悩みは様々ですし、介護者の思いや・バックグラウンドもひとりひとり違います。『この先どうしていけば良いのだろう』『みんなどうやっているのだろう』『何から話せば良いのだろう』など、色んな悩みを抱えていらっしゃいます。私たちは、彼らの話を受け止め、言葉をかけ、頷き、傾聴するのです。そして、みちくさ亭に来て、1度だけではなくその次も来てもらいことが大事なのです。と言うのも、すぐに本音を打ち明けられる方は少ないですからね。例えば、1年がかりで漸く介護の悩みを打ち明けられるようになった方もいらっしゃいます。
私たちはその空間や場づくりをしています。」と布川さん。
みちくさ亭さんは、介護者のためのコミュニティカフェとしての役割はもちろんのこと、美味しい手作りのご飯を食べることができたり(私も頂きましたが、とても美味しかったです)、「いろは塾」という、専門職の方がみちくさ亭でお話しする会を開いたり、北海道旅行にみんなで行ったり、演奏会等も実施されている。
みちくさ亭には、年間延べ2,000人(2015年のデータ)が訪れる。
うち半分が地域の介護を体験していない方で、もう半分が介護者だ。
これは、布川さんやボランティアの皆様が、介護者の悩みに真剣に向き合われているからこその結果だ。
-演奏会の様子-
-いろは塾の様子-
布川さんは、みちくさ亭だけでなく、介護者を支援する人(サポーター)を養成するための講座等も社会福祉協議会と連携して行われている。
布川さんのお言葉を借りると「寄り添う人を育成したい」という目的だ。
また、千葉県柏市内にあるケアラーズカフェ(みちくさ亭、くれよん、くるる)と社会福祉協議会が連携して、当事者の方も含めたケアラー支援ネットワーク協議会も今後立ち上げられる予定だ。
「主催者は私ですが、主役は介護者なのです。会のムードはみんなで作っていくのです。」と、布川さん。
介護者支援の会 みちくさはボランティア団体としてとして登録されていた団体だが、さらに信頼される活動の展開と安心してケアラーさんが利用するカフェにするため、NPO法人ケアラーネットみちくさを立ち上げる。
ますますの発展を期待したい
現行の制度の中では、なかなか「介護する側」にフォーカスされることは多くない。
でも、介護する人が幸せになることで、介護される側も幸せになるのではないだろうか。
介護する人を幸せにする活動、みちくさ亭。
こんな素敵なカフェが近くにあったら、介護負担をもっと軽減できるだろうと感じた素敵な時間でした。
活動の概要
活動名 | ケアラーズカフェ みちくさ亭 |
活動場所 | 千葉県柏市藤心1-29-12 |
活動を主催している団体名 | ケアラーズカフェ みちくさ亭 |
URL 1 | http://michikusa-net.com/ |
URL 2 |