群馬県で唯一の高次脳機能障害家族会

オヤミル
記事詳細

群馬県で唯一の高次脳機能障害家族会

2016/01/13

Written by 中川逸斗

群馬県に交通事故・病気などにより脳に損傷を受け高次脳機能障害を負った当事者・家族を支援しているNPO法人がある。

「NPO法人ノーサイド」だ。

群馬県では、まだまだ高次脳機能障害の認知度は低く、生活の不便さが少なくない状況だ。
そのような状況の中で、NPO法人ノーサイドは、情報収集や交流会、関係機関への働きかけなどを行っている。
現時点では、高次脳機能障害者の家族会は群馬県にノーサイドのみだという。

毎年、高次脳機能障害に関わる先生を迎えての勉強会や、ボーリング大会、バーベキュー、芋ほり会、陶芸教室、クリスマス会など様々なイベントを開催している。
また、県庁で行われるバザーに、ノーサイドで作った作品を出品されたりもしているそうだ。

加えて、「スプラウト倶楽部」という様々な作業を体験する事を通して、就労に必要な他者とのコミュニケーションを促進する当事者の方のプログラムも実施している。
スプラウト倶楽部で、みんなで作る作品は多岐にわたり、押し花のしおりやレカンフラワー、小物入れなど、様々だ。また、スプラウとクラブでは当事者たちが、自分たちで意見を出しながら、クリスマス会やバスハイクの企画と運営なども行う。

また、NPO法人ノーサイド副理事長の山口智晴さんは作業療法士だ。
山口さんは群馬県作業療法士会の理事であり、前橋市認知症初期集中支援チームのチームリーダーでもある。
高次脳機能障害はリハビリも必要だが、ノーサイドにリハビリの専門家がいることも、当事者やご家族が安心して参加できるひとつの理由である。

そして、各種の活動を通して良好な人間関係やコミュニケーションを行い、築くことができることも魅力的である。

群馬県内で高次脳機能障害についてお悩みの方がいれば、是非NPO法人ノーサイドに参加してほしいと思う。
たくさんの仲間と信頼できる専門家が待っているから。

活動の概要

活動名	NPO法人ノーサイド
活動場所	群馬県オヤミル地図で場所を見る　→
活動を主催している団体名	NPO法人ノーサイド
URL 1	http://www.npo-noside.org/
URL 2	http://npo-noside.jugem.jp/