肢体不自由の子どもたちが、遊び・学び・生きることができる“パーク”

オヤミル
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2016/01/10

Written by 中川逸斗

神奈川県藤沢市辻堂の「辻堂団地」に行くと、朗らかな子供たちの声が聞こえてくる。

ここは、放課後等デイサービスを運営している「遊びリパーク　lino’a（リノア）」

子供たちの無限の可能性を拡大できる「遊ぶ場」「学ぶ場」「生きる場」だ。

「遊びリパーク　リノア」は、肢体不自由の子供たちが、遊びとリハビリで強みを伸ばせるよう、様々な工夫が施されている。

まず驚くのが、その広さだ。
リノアは、元々スーパーマーケットだった跡地にあり、とても広い空間で、子供たちは自由に遊ぶことができる。

その空間には子供たちが楽しむことができる様々な遊具・玩具もたくさんある。

そして、リノアは単に子どもたちが遊ぶだけではなく、この場所で学び・生きることができるのだ。

－リノアにある遊具や玩具を使って遊ぶ子供たち－

リノアを運営しているNPO法人　laule’a（ラウレア）の副理事長の大郷和成さんは、国家資格を持つリハビリの専門職（作業療法士）だ。
遊びを通してリハビリを行い、肢体不自由の子どもたちが、より生き生きと過ごすことを支援されている。

「私は作業療法士ですが、リハビリという言葉を前面に押し出したくないと考えています。遊びや楽しい体験を通して、それが結果的に“リハビリ”になっている。という事が、子供たちにとって心地良い時間・空間になるのです。」
と、大郷さん。

－広がる子供たちの笑顔－

リハビリは重要ではあるものの、リハビリという言葉自体は、世間一般的に「辛い」「しんどい」というイメージも実際ある。でも、遊びを通してできるのならば、とても素敵なことである。

また、大郷さんは藤沢市の現状についても言及する。
「今、藤沢市では肢体不自由の子供の放課後における活動場所が限られています。また、医療ケアが必要となると、さらに活動場所は限られます。もっと子どもたちが活動し、ワンパクして楽しむと同時にリハビリや医療ケアも受けることができる場所が必要なのです。「だったらそんな場所を創ろう！」と理事長とともにリノアを立ち上げました。リノアを通して、子供たちの『自分らしさ』を創り出していきたいと考えています。」

－近くには、みんなで楽しめる公園（辻堂海浜公園）も！－

2015年12月にOPENした、「遊びリパークリノア」
お披露目会に足を運ぶと、100名を超える地域住民の方々、そしてリノアに関わる仲間たちが集まっていた。
今後のリノアの活躍がとても楽しみだ。

活動の概要

活動名	遊びリパーク　lino’a（リノア）
活動場所	神奈川県藤沢市辻堂西海岸２－１０－３－１
活動を主催している団体名	NPO法人 laule’a（ラウレア）
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