karami さん、はじめまして。

理学療法士の波多野です。

御祖母様がどろまみれで帰ってきて、転んだ話を聞くとてもご心配ですね。

祖母様が最近よく転ぶということで、以前よりも何か「転ぶ原因」があって「転倒しやすくなっている」と思います。

「御祖母様の転倒しやすい原因を考えながら、草取り時の転倒防止のコツを考える」ことをお伝えさせてください。

転倒しやすい原因は、
①バランス機能や筋力の低下（ふらついても身体を元に戻したり、踏ん張る力が弱まってしまう）
②関節の痛みや障害（関節がスムーズに動かなくなり、身体が反応しにくくなる）
③薬（降圧剤、血管拡張剤、消炎鎮痛剤などは、ふらつきが出ることがある）
④神経のはたらきの低下（目、耳、手、足などからの情報量が減るため、とっさの動きや判断が遅れがちになる）
⑤視力の低下（小さな障害物に気づきにくくなる）
⑥履き物（サンダル・スリッパ、底が減ったり変形がひどい靴、慣れてない新しい靴）
などが考えられます。

どれがお祖母様の転倒の原因により当てはまるかを、
庭の草取り方法について会話したり、庭の草取りをしている姿を見ながら御祖母様とも考えてみてはいかがでしょうか。

草取り時の転倒防止のコツ（環境整備）として、
・安全に立ち座りするために、支えになる（掴まる）物を置く、
・取った草を入れる袋は、後ろに振り向かずに入れられるよう、手の届く位置に置いておく、
・低い位置にしゃがんだり、座らならなくて済む草取り道具を使用する
（「草取りの便利グッズ」はインターネットでもいくつかあります）
などです。

しかし、御祖母様は泥まみれで帰ってくるということで、草取り時の地面や環境が、転倒防止のコツ（環境整備）に当てはまらない部分が多いかと思います。

そのため、お身体の状態から転倒の原因（①～⑥）を考えてみてはいかがでしょうか。

原因を考えたら、介護保険サービスを受けていられる場合は、担当のケアマネージャーさんに
・転倒の原因について
・御祖母様の最近の心と身体について
・お庭の環境整備について
相談し、アドバイスを仰ぐのが良いかと思います。

波多野さま。はじめまして、ご回答ありがとうございます！

お薬の影響があるかもなのですね…そこまでは思い至りませんでした。

教えて頂いた情報をメモして、掛かり付けのお医者さんに相談してみようと思います。

祖母のケアマネさんとも転倒防止について話し合って工夫してみますね。

本当にありがとうございました。