リハビリ職がビジネスを考えるときの注意点【-SWOT分析-】                                        
                                     
                                     2016/01/01
2016/01/01                                     
                                            
                                        
                                                                                                    Written by GUEST
                                                                                            
                                        著者:外資系コンサルティングファーム出身者
                        リハビリ職の業界にもフレームワークがあると聞きました。
いわゆる FIM とかですね。
                        
セラピスト業界のことはあまり詳しくありませんが、少なくともセラピストの皆様がビジネス領域に参入される際に、「ビジネスのフレームワークをそのまま鵜呑みにしないこと。」をお勧め致します。
私は、現在まで十数社の企業の戦略を考える仕事をしてきましたが、一度もフレームワークが役に立ったことはありません。
なぜなら、リハビリも同じだとは思いますが、企業も個別ケース・アプローチが重要になるからです。
                        
当記事を書くにあたり、勉強のためにリハビリ職の方々がビジネスやキャリアについてされている投稿をいくつか拝見しました。
散見されたのが、ビジネスのフレームワークをそのまま使われていることです。
                        
例えば、SWOT分析。
これほど役に立たないフレームワークはありません。
大まかな戦略の方向性やキャリアのフレームワークとして使えることで有名なフレームワークですが、戦略にしてもキャリアにしても、最終的には “アクションベース” にまで落とし込んで行かなければなりません。
                        
                    
                                                                いわゆる FIM とかですね。
セラピスト業界のことはあまり詳しくありませんが、少なくともセラピストの皆様がビジネス領域に参入される際に、「ビジネスのフレームワークをそのまま鵜呑みにしないこと。」をお勧め致します。
私は、現在まで十数社の企業の戦略を考える仕事をしてきましたが、一度もフレームワークが役に立ったことはありません。
なぜなら、リハビリも同じだとは思いますが、企業も個別ケース・アプローチが重要になるからです。
当記事を書くにあたり、勉強のためにリハビリ職の方々がビジネスやキャリアについてされている投稿をいくつか拝見しました。
散見されたのが、ビジネスのフレームワークをそのまま使われていることです。
例えば、SWOT分析。
これほど役に立たないフレームワークはありません。
大まかな戦略の方向性やキャリアのフレームワークとして使えることで有名なフレームワークですが、戦略にしてもキャリアにしても、最終的には “アクションベース” にまで落とし込んで行かなければなりません。
                               SWOT分析は、自社(自分)の強み・弱み、外部環境の機会・脅威について、それぞれまとめていくというフレームワークです。
                             
図(SWOT)
                             
                             
                             
                             
まず、このSWOT分析に事象をプロットしたところで、何も始まりませんね。
                             
SWOT分析は、少なくとも “クロスSWOT” というフレームワークに変換する必要があります。
クロスSWOTにすることで、アクションベースのぼんやりとした形が見えてきます。
                             
図(クロスSWOT)
                             
                             
                             
                             
さらにアクションベースに落とすためには、ここから4象限に対して、競合分析等も入れる必要があります。
このように、特定のフレームワークを単体で活用したとしても、so what?な結論で終わってしまいます。
最近では、“SWOTを使ってキャリアを考えてみよう“というセミナーもあると聞きましたが、キャリアも同様です。SWOTを使ったところで、何も起きません。(振り返るきっかけを考えるためには、少しは役には立つかもしれませんが)
意味のない分析をするくらいなら、キャリアのために人脈を一人でも多く作ったほうが良いと思います。
                             
少し辛辣な発言もあったとは思いますが、ビジネスのフレームワークを生み出しているような業界の企業にいる立場として、発言させて頂きました。
少しでもリハビリ職の皆様のお役にたつことができれば幸いです。
                             
                             
                                            図(SWOT)

まず、このSWOT分析に事象をプロットしたところで、何も始まりませんね。
SWOT分析は、少なくとも “クロスSWOT” というフレームワークに変換する必要があります。
クロスSWOTにすることで、アクションベースのぼんやりとした形が見えてきます。
図(クロスSWOT)

さらにアクションベースに落とすためには、ここから4象限に対して、競合分析等も入れる必要があります。
このように、特定のフレームワークを単体で活用したとしても、so what?な結論で終わってしまいます。
最近では、“SWOTを使ってキャリアを考えてみよう“というセミナーもあると聞きましたが、キャリアも同様です。SWOTを使ったところで、何も起きません。(振り返るきっかけを考えるためには、少しは役には立つかもしれませんが)
意味のない分析をするくらいなら、キャリアのために人脈を一人でも多く作ったほうが良いと思います。
少し辛辣な発言もあったとは思いますが、ビジネスのフレームワークを生み出しているような業界の企業にいる立場として、発言させて頂きました。
少しでもリハビリ職の皆様のお役にたつことができれば幸いです。

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