【活動報告】転倒リスク管理に関する新規サービス①

オヤミル
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2017/08/15

Written by オヤミル

　私たちケアレンツは、医療保険や介護保険の枠組みに拘ることなく、リハビリ専門職の知見を活用してサービスや製品を企画しています。現在、高齢者施設にとって古くて新しい課題である転倒予防に関するサービス開発を行っています。

　先月は高齢者住宅を運営する都内の介護会社各社を訪問し、開発中のサービスに対するヒアリングを行いました。消費者（一般大衆）を相手にしたサービスではなく、法人顧客を相手にしたサービスを予定しています。私たちのように、創業間もない資源の限られたチームにとっては、消費者向けの新規事業は難易度が高く、必要となるノウハウや人材が異なるからです。すでに実施済みのヒアリングで、顧客が解決したい課題に対して払える金額のイメージはつけており、今回は別の仮説を検証するために社員セラピストと企業を訪問しました。

　高齢者の転倒に関する事業は、その市場の大きさから、大手企業からスタートアップまで参入する企業は多く、中でもテクノロジーを活用したIT企業は、事業にレバレッジがきくため投資家からの熱い視線を注がれています。様々なセンサーやアプリが開発されていますが、その殆どが転倒リスクを早期に発見・検知することに提供価値を置いているように見受けられます。

　私たちは、リハビリ専門職を中心においた人間中心のサービスを作りたいと考えています。電子カルテ情報をAIが分析し、患者さんの転倒・転落リスクを予測といった革新的なサービスが発表されるこのご時世に、きわめてアナログな事業を立ち上げようとしています。（オペレーションの効率化のためのシステムにはもちろん積極的です。）
リスクの予測や検知にはもちろん大きな価値はありますが、転倒に関するノウハウを顧客に多く残せるようなサービスを検討しています。（※こちらの活動進捗に関しては、随時オヤミルでも公開してまいります。ご興味お有りの方、在宅ワークで関わりたい方など、info@carents.co.jpまでお気軽にご連絡ください。）

　「サービスに対してお金を払ってもらえるか」の検証や「サービスに対してお金をください」という行為は医療専門職の方にとって馴染みがないため抵抗のあるプロセスかと思います。
昨今、多くのセラピストの方が病院の外で、その知識と技術を活かせるお仕事を求めておられます。　一方で医療保険や介護保険の枠組みから離れれば離れるほど、前述のプロセスが重要となります。

　私たちケアレンツは、難易度は高くとも新しいチャレンジをしたいというリハビリ専門職の最良のパートナーでありたいと願っています。そして、本当に必要としている人のもとに、保険にとらわれることなくリハ職の力を届けたいと考えています。

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